外構に緑を取り入れるためによくご依頼いただく植栽。シンボルツリーから寄せ植えなど幅広い表情を見せてくれます。
しかし、いざ植栽選びしようと思っていても、家の外観に合うのかであったり手入れの事だったりと、色々と気になることが出てきてなかなか選べなかったりすると思います。
そこで今回は、スマートで人気な植栽ランキング5選を紹介していきます！
1位：アオダモ
アオダモは日本原産の落葉中高木樹で、雑木風の庭をつくるために最近人気が出てきた樹木のことです。山の雰囲気の出る自然な樹形がおしゃれで、とくに株立ち種が庭木としてよく植えられています。ナチュラルガーデンにちょうどいい雰囲気で、1本だけでも存在感ある庭木です。
アオダモは繊細な樹形を持ち、春は柔らか味のある花、夏は涼し気な葉を楽しむ事ができ、秋には紅葉の色付きも見る事が出来ます。また幹にある縞模様がアオダモらしさのポイントの一つです。木漏れ日を受けた陰影の様に見える縞模様はとても美しく、雑木の庭で引き立ちます。幹に模様を持つ木は少ないので、自然な山間部を表現する際、やはりアオダモは特別に重宝する存在と言えます。
2位：シマトネリコ
シマトネリコはアジア原産の常緑高木で、最近広い地域で植えられるようになった樹木のことです。株立ち常緑樹の庭木として注目を集め、洋風やナチュラルガーデンへの植栽が増えています。爽やかで涼しげな樹形がおしゃれで、育てやすいこともあって人気が出ました。
シマトネリコは常緑樹でありながら柔らかい樹形を楽しめる数少ない庭木であり、剛健な性質から土や環境を選ばないというメリットがあります。雌株であれば花を見る事もでき、庭木を自由に生育させる事が出来る日向であれば大変おすすめ出来る洋風庭木です。
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3位：ソヨゴ
ソヨゴとは、日本原産の常緑中高木樹で、日本の広い範囲で植栽可能な樹木のことです。つやのある濃い緑色の葉っぱと赤い果実が魅力で、そのコントラストがとても美しく人気があります。
ソヨゴの生育はとても緩やかで、特に株立ち物の場合はより顕著です。一本幹で構成される単幹樹形の生育は若干早めですが、枝分かれが細かい為、仕上がりが自然に見える剪定を行う事が出来ます。雌雄によって花の付き方や生育具合が異なり、雄木の方はやや硬い印象枝振りで生育し、山の雑木感を演出する事が出来ます。
4位：オリーブ
オリーブの木とは、地中海周辺が原産の常緑高木で、地球温暖化にともなって人気が出た樹木のことです。銀緑色の枝葉がガーデニングの材料として一躍脚光を浴び、洋風の庭やコンテナ栽培によく利用されています。シンボルツリーとしておすすめの庭木です。
オリーブが持つシャープで涼し気な雰囲気を出す葉も個性的であり、伸びた枝葉が優雅に枝垂れる様も大変美しいと思います。オリーブの魅力は樹姿だけではなく、誰もが知る優れた実の他、枝を装飾とする楽しみ方もあります。オリーブの品種数は数百種類以上も存在すると言われており、日本国内では60～種類が存在・栽培されているそうです。
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5位：イロハモミジ
イロハモミジは北半球原産で、秋の紅葉を楽しむ代表的な庭木です。種類が豊富なモミジ類の中でも、庭木としてもっとも多く植えられるほど人気があります。春は芽出しの美しさと爽やかな新緑、夏は涼しげな木漏れ日を作り、秋には赤や黄色に美しく色づきます。
イロハモミジは１本による単独植えでも美しく見える樹形が多く、その樹形を活かすにはある程度開けた様な場所への植栽が必要です。条件はありますがやはりイロハモミジはシンボルツリーとして向いている面が多く、美しさや象徴的な存在を添える植栽としておすすめ出来ます。
やはり植栽としてお勧めできるのは「丈夫で生育しやすい」「手入れが少ない」かつ、「樹形が美しく」「花が咲いて楽しませてくれる」「季節感を感じられる」ものが人気の植栽であると言えますね。
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